匠kenkou

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Blog 匠と匠の嫁のひとりごと

匠 ~草引き~

2013.07.22

雨の降らないこの頃。それでも 庭には”草”が元気にはえています。土が見えないのは、決して芝生ではありません(ーー;) ただの草です。しかし、今年はどこから飛んできたのか 去年と違う草がはえてみたり?

草の生命力は、とても強く。これだけ雨が降らなくても枯れることを知りません。そして、庭の土の上だけならわかりますが、道路際のコンクリートの間に咲く小さなたんぽぽは、けなげに黄色の花を咲かせています。

匠は草引きをしながら言いました。

「一戸建てに住むのは、この土があるからなんだ!だから草引きは、必然的に仕方がないこと!そして、現在は、庭をコンクリートでおおう人も多いけど、余計に暑さを増すだけなのに、どうしてもっと自然と暮していけないのだろうか?確かに草引きは大変だが、せっかくの念願の一戸建てなのに・・・・」と悲しんでいる様子。

 そして、この生命力の強い草をみて つい 思い出したのが あの 宮沢賢治の詩をでした。

  「雨にも負けず」

雨にも負けず  風にも負けず  雪にも夏の暑さにも負けぬ  丈夫なからだをもち

慾はなく  決して怒らず  いつも静かに笑っている

一日に玄米四合と  味噌と少しの野菜を食べ

あらゆることを  自分を勘定に入れずに  よく見聞きし分かり そして忘れず

野原の松の林の陰の  小さな萱ぶきの小屋にいて

東に病気の子供あれば  行って看病してやり  

西に疲れた母あれば  行ってその稲の束を負い

南に死にそうな人あれば  行ってこわがらなくてもいいといい  

北に喧嘩や訴訟があれば  つまらないからやめろといい

日照りの時は涙を流し  寒さの夏はおろおろ歩き  みんなにでくのぼーと呼ばれ

褒められもせず  苦にもされず  そういうものに  わたしは  なりたい