匠kenkou

TEL:089-982-0555 受付時間/9:00〜17:00(通話無料になります)

  1. ホーム>
  2. Blog 匠と匠の嫁のひとりごと>
  3. 匠の嫁 20代最後の出逢と別れ

Blog 匠と匠の嫁のひとりごと

匠の嫁 20代最後の出逢と別れ

2013.06.08

とにかく 朝8時から夜は 普通で9時ぐらい?夜中も当たり前みたいな・・・・

って!ここで四女って 主婦もしてたのですが どんな生活をしてたのやら??でも、当時の結婚相手は、毎日 仕事帰りは午前様(朝は通常の7時半からですけど?)ということで 四女は、家庭ではなく 仕事にむかってしまったのでしょうね・・・・

二級の資格もなんとかとれ、施工図面もやっと社長から認められ・・・・給与もなんとかアップしてもらい。周りからの信頼ももらい、忙しい中にも やりがいを見つけていく四女。そして、会社の完成物件が増えるに連れて、メンテナンスの担当にまで(ーー;) 電話を受けるのが事務所だから なんとなく 流れ的に私?が担当になってしまい。

まっ!第三者にだけは 会社が多忙であるとか!少人数であるとか!社長が嫌い(笑)とか! 関係ありませんからね。受けた以上の仕事は、しっかりして終わらせる♪ 今日の仕事は、今日中に!なんて言っていたら 図面提出に 見積提出が続くと 朝まで仕事もあったり・・・・

そんな時 母から一言 「あんたの小さい頃はどうなるのか?心配だったけど 今となっては 男社会で頑張っているけど 女でよかったのかも?この性格で 男だったら 世の中 渡り歩けてなかったかも(笑)」

確かに 社員が少ないだけに 社員同士のつながりも深くはなりますが、まわりは、もちろん年上の男(おっちゃん)ばかり・・・・・だからかな? 女だから逆に まわりからも許されたのでしょうね^^

そして、また 新しい事務員さんの入社♪ 監督さんの知り合いの娘さんでしたが、この彼女がホントよく頑張ってくれる女の子で 今では妹のような存在です。また、大切な出逢いができたのです。彼女とは、仕事も二人頑張ってましたが、二人で一泊の旅行行ったり♫ 月に一度だけは 二人で居酒屋でお疲れ様会をしたり♫ 温泉行ったり♪仕事ばかりの四女でしたが、彼女のおかげで 少しは楽しい日々も過ごせたことに感謝です。

そして、忙しい日々は あっという間で・・・・30歳になる直前に また 大事件!!悲劇が!!

あるホテルの建設中 一般でいう詐欺の被害に合ったといえばいいのか?建設中にもかかわらず 建物の登記がおわり、施主のモノに!!そして、多額なお金は支払われないまま。。。。

勿論 会社は 大・ピンチ!! 実際の経理には 携わっていないので詳細は不明のままですが。。。

 社長が 一次 姿を消してしまい・・・・ 勿論 噂はあっと言う間に広がり・・・ でも、社長が会社を辞める!と、言うまでは 会社が請けている今の仕事を なんとか しないといけない!と・・・社長不在のままでの仕事をする四女と事務員。 そこで 事務員さんに相談したのですが、今でもハッキリ覚えてます。

「社長と連絡が取れないので、現状はわからないけど 会社が倒産したら 給与は出ないし 見なくていいものまで見るから ツライ思いするかも? 嫌ならすぐ辞めていいよ」と・・・・

彼女は「今まで3年間 お世話になったので最後まで奉公します!!」って・・・これは、泣けましたね。20代中頃の女の子が そんな風に言えるなんて! それから 数週間、とにかく二人で 社長不在の会社をなんとか まわしていくのですが。。。。勿論 まわりからヤジは入るし 大変でしたけどね(^^;)

社長からやっと決心がついたと連絡があり、社員全員が 会社に集められて

    「本日で 会社を辞めます!」涙を流しながら 頭を下げた社長。

どうにか 会社の倒産を避けたかったけど・・・業者さんにもかなりの迷惑がかかるし・・・

最後に言えたのは、事務員さんと二人 社長へ「今までありがとうございました。お世話になりました。」

事務員さんは号泣で・・・ 四女まで泣いている場合ではなくて 社長から頼まれていた監督さんと一緒に工事中現場をまわり事情を説明して・・・・ 頭をさげて・・・・ 怒られて また頭さげて・・・

そして 数週間後、社長から最後の連絡があり 社長の実家に行き少ないお金だけど まとまったお金が準備出来たから 社員に最後の給与を渡して欲しいと頼まれて・・・・・実家に寄ったのはいいけど、これはツラかった(;_;)

 社長のお母さんは、一人暮らしで 会社とは全く関係なかったのに・・・実は、倒産前から何度か会っていたのです が、それは会社のお金を用意する度に かわりに取りに行っていたからで・・・・尋ねると 何度も何度も 頭を下げて謝る母親の姿。それは、我が子を思うからこその母の姿だったのでしょう・・・・

 そのお金を握りしめて みんなに少ないけど・・・って、渡していったのですが!こんな時って 人間が良くわかるわけでして、この時だけは さすがに人間不信に(ーー;) 

四女もずっと 仕事ばかり頑張ってきたところに 仕事を取り上げられてしまい。なんとも言えないこの絶望感。この倒産は、また 四女の人生を大きく変えていくのです。